細田志げ子

黒いダイヤモンド「しらかみ小茄子」

「しらかみ小茄子」とは、旧二ツ井町で盛んに栽培されてきた品種の一つ。黒光りした姿から“黒いダイヤモンド”と呼ばれるが、専門としている産地は全国的に少ない。鮮やかな色つやと柔らかな食感が特徴で、高級果物のようにきれいにパッケージして売られている。

そんな高級品の小茄子だが、「白神街道ふじさと」では手が届く値段で売られている。「しらかみ小茄子」を生産する細田志げ子さんは、長年購入し続けてくれるファンのため、わずかに形が崩れただけのものを通常価格より安く販売。煮物や揚げ物など色んな料理に合うが、1番のおすすめは“漬け茄子”。「細田さんのでないと、漬け茄子はだめだ」と豪語する人も少なくない。

朝収穫して朝出荷が原則

そう話す細田さんは、毎朝4時に収穫を開始。選別・包装・出荷までを朝の9時までに済ませるそうで、一連の作業を全て1人でこなしている。「早朝ってば、どうしても暗いもんね」と苦笑しつつ、大事にしていることとして「毎朝1個1個、ていねいにタオルで水分を拭き取って選別すること」を挙げた。「お客さんからきれい、ぴかぴかしていると評価される」ことが励みになるそうで、「ここでは少し変形したり小さな傷があるものを安く売ってるけど、何も変わらない。同じようにピカピカに拭いていて、どれもパッケージしていいくらいのものです」と自信をもって話した。

心強い家族の支え

「作業は大変だけど、家族がいるから」。細田さんが白神小茄子の栽培を始めたとき、2人の子どもはまだ学生だった。子育てとの両立は難しくなかったか尋ねると、「むしろ、支えてくれた」と話す。「自分たちのことは、自分たちでしっかりやってくれた。特に息子さんは、トラクターの作業を担ってくれているという。高校と大学で農業を専門に学んだ心強い“プロ”。現在は農業に使う種や資材を卸す仕事をしているそうで、「しらかみ小茄子」の生産にも欠かせない存在だという。

「2人が自立してくれたから、夫が亡くなって1人になっても続けてこれました。今一番の楽しみは、息子と娘との家族LINEで農作物の成長を撮って報告し合うことです」と教えてくれた。

細田志げ子のレシピ

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